GEISAI MAGAZINE

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白Aのヴェネチア・ビエンナーレ報告!

6月に、世界最古にして最大の国際展、ヴェネチア・ビエンナーレへ乗り込んだ白Aさんから、帰国報告がありましたのでお知らせします!
>出発前のインタビューはこちら

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ヴェネチアの中心を流れる大運河に、なにやら白い筒が・・。

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それは、ゴンドラに乗った筒男達の姿でした。
突然現れた奇妙な光景に、目にした人はさぞかしびっくりしたでしょうね!



6月9日から14日までのヴェルニサージュと呼ばれるオープニング時に渡欧していた白Aさんは、今回は、6月にヴェネチア市内で開催された「AU展」へ参加することが大きな目的でした。これは、アーティストの嶋本昭三が率いる具体美術グループの展覧会で、ビエンナーレ・キュレーターのひとり、グリエルモ・ディマウロ氏の企画で実現したものです。参加メンバーは、ヴェネチアの芸術高校を会場に作品展示・パフォーマンスを随時行いました。残念ながら、展覧会は正式招待企画にはならなかったそうですが、さすがは白Aさん、ビエンナーレ会場でも堂々ゲリラ・パフォーマンスを行っていました!

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北欧館前でのパフォーマンスです。

さて、神出鬼没の白Aさん、お次は何をしでかしてくれるんでしょうか?
彼らの活動予定はHPをチェックしてみてくださいね。

>白A HP
>ヴェネチア・ビエンナーレ公式HP
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村上隆作「とんがり君」が六本木ヒルズに出現!

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黄昏時のとんがり君と四天王達。蓮の蕾は夜に光るのです!

先週末、六本木ヒルズの毛利庭園に、巨大な彫刻作品「とんがり君」が登場したのをご存じですか?
これはチアマン村上隆の手による高さ7メートルの大作で、とんがった頭と、仏像を思わせる風変わりな外観が、一度見たら忘れられないインパクト。四方に小さな四天王キャラも侍らせて、どっしり蓮池の真ん中に陣取っています。まるで六本木ヒルズの守護神のよう。

「とんがり君」は、一昨年にニューヨークのロックフェラーセンターでお披露目された作品で、その色違いのバージョンが日本で初めて公開されることになりました。
もともと末期ガンの子どものための病院に置こうと、子ども達を勇気づける彫刻として制作されたそうです。家族と会えなくて寂しくても、いずれとんがり君のように立派なアンテナが頭に生えてきて、宇宙のみんなと交信ができるんだよ!そんな前向きな夢を伝えたかったんだそうです。いい話だなあ。

仏像からインスパイアされたというハイブリッドな造形や、極限まで凝った多色使いなど、見るべきポイントも満載。なにより生の村上作品を見られるのは4年ぶりですから、これはチェックしなくては!
夕方以降はライトアップされて、昼間以上にドラマティックなので、夕涼みも兼ねて足を運ぶのも結構いいかもです。
あ、あと、とんがり君グッズの販売や、特設のカフェでは、とんがり君にちなんだメニューもありますよ~!

*とんがり君と四天王@六本木ヒルズ毛利庭園
7月22日~9月25日
詳細はこちら

佐藤玲さんの連載コラム4!

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縮まない距離

私は、恥ずかしがったり照れたりすることが結構 少ない人だと思います。
しかし、いくつになっても照れてしまうものがあります。
それは…きれいな女の人です! わりと多くの人がそうかもしれないけど。
きれいな人といっても顔だけがきれいとかの意味ではもちろんないです。
私は女なのですが、なぜかかっこいい男の人じゃなくてきれいな女の人に照れてしまうのです。

苦手だということでは決してありません!
駅のホームできれいな人がいると進んでその車両にのるし、レストランのバイトではきれいな人にケーキを頼まれた時、かなり大きめに切って持っていったし(あとで店の人に大きすぎだと注意された)、なるべくきれいな人と接してみたいのです。
でも接したとたんに照れてしまうのは、きれいな人が私にとって絶対的な憧れの存在だからです。
もし私が、憧れの人と同じくらいきれいになったとしても、私と憧れの人との遠い遠い距離は絶対に縮まないのです。
それは小さいときからずっと思っていたことなので、自分より年上の人に感じる憧れのようなものかと思いきや、小さいときにきれいだと思っていた知り合いのお姉さんのそのときの年齢を私が越したとしても、はるかに今の私は幼く、きれいな人とはなんだかほど遠いのです。
私はいつになったら憧れの存在に近づけるのでしょう?
あと、関係ないのですがエスプレッソに何も入れずに飲む人を見ると私はそんなものを飲むときが来るのだろうか?と、思います。
いずれもまだまだ来ないなと心のどこかで
予感しながら…。


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文・写真=佐藤玲(アーティスト)

佐藤玲さんの連載コラム3

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病院

朝、駅の階段から転落して足を怪我してしまいました。
小さい傷なのですが、団子のようにはれてしまいびっくりしました。わりと深く切っていて中からぶよぶよしたものがでていて、それが何だかわからなかったので一応病院に行ってみることにしました。
ついでに最近肌の調子が良くなかったので皮膚科に行くことにしました。

外科がある病院を警察官に聞いて、そこをみつけたのですが、もうこの病院は閉鎖してるとそこに出入りしていた女の人が(この人は看護婦さんだそうです。)言っていました。
どうしたのかと聞かれたので、傷口を見せるとなんともないといった感じで、このぶよぶよしたものは皮膚だと言っていました。私はそれを聞いて安心しましたが、自分は本当にオーバーだということを実感しました。
でもぶよぶよが未知のものだったので、心配しても仕方がないのではないかなどと思いながら今度は皮膚科に行くと、夢野久作の「ドグラ・マグラ」に出てきそうなすごくおんぼろな病院で、おじいさんの先生一人しかいないし、婦人病科、性病科とか赤い文字で書いてあるところも加わって、すごく怪しい感じがしたので他の病院に行こうかと思っていたところ、おじいさんの先生に見つかってしまい、結局ここで診察を受けました。
先生はマンガのように私の顔を、大きな虫眼鏡でのぞきこみ、一言
「日焼けだよ。」
そんなはずがないのですが、すぐ直るといわれて顔にベッベッとベタベタの軟膏を塗られて終わりでした……また拍子抜けして、今度は思わず笑ってしまいました。

怪我や病気のことに関して、私はやはりオーバーなのでした。
心配するポイントは本当に人それぞれです。なんでそれを心配するの!?と他人に思うことはたくさんありますし、私もそう思われているのでしょう。
心配は小さいものでもきっと誰もがするけど、心配が不安になるとやっかいです。私はそうならないように、だんだんなってきたと思います。今日の出来事もきっと影響するのでしょう。

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文・写真=佐藤 玲

GEISAI #8にサトエリさん参戦!

タレントの佐藤江梨子さんが、ついにGEISAI #8でアーティストとして参加することが決定しました!
佐藤江梨子さんは、チアマン・村上隆との写真コラボレーション「サトエリKo2ちゃん」も記憶に新しく、GEISAI #7ではお客様として会場入りされるなど、アートとの接点が多いことで知られています。

今回の参加アーティスト名は「321326」。
佐藤江梨子さんと、アーティストの326さん、ファッション・デザイナーのマルセロさんによる三名のチームです。

展示内容は、来てのお楽しみ。
さて、当日はどんな刺激を与えてくれるのでしょうか。
GEISAI #8が、早くも待ち遠しいですね!

佐藤玲さん連載コラム2

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住みたくなるような街

下北沢に環七レベルの規模の道路を作るという計画が、現在進められています。
その名も補助54号線。
私がこの話を聞いたのはいつだったか忘れてしまったけど、時がたつにつれその実感がわいてきています。
絶対に、できないでほしい!

住めば都、とよく言いますが私もそうで、今まで住んだ場所は全部大好きです。山形に住んでいた頃は2歳くらいだったので記憶なしですが、その次に住んだ池袋本町はいまだに夢に出てきます。夢で出てくるのはいくつになってもそのとき住んでいた家なのです。
次に住んだ十条という町は私が思春期を過ごした町で、特に思い出があると思います。あの時感じた不安な気持ちは今、十条に行ってもよみがえります。でもそれは、今となっては悪い気はせず、むしろ楽しいのですが…。
そして、今住んでいる荻窪ももちろん大好きでお気に入りの場所や思い出を作り中です。
すごいのが、私が今まで住んできた町は自分でのぞんで住めたというところです。
一人暮らしならそんなこと当然かもしれませんが、そのとき私は小学生でもちろん実家暮らしだったのです。誰にも言ったことはなかったけど、小学生の私は「神様お願いします!十条に住めますように!」と願ったのでした。(十条なんて結構マイナーなんですけど変わった小学生です。)そしたら住めたのです。

そして、そんな私はいつからか下北沢に住むことに憧れを抱くようになったのです。もう、中学生の頃から思っていると思います。そんな長いこと思っているのだから、今度も叶うはずです。この場合の叶う、というのはただ下北沢(の付近でいいなぁ)に住むということではありません。私の思い描いている下北沢、つまり補助54号線のできていない下北沢に住むということです。これは、小学生の頃より、かなり本気の望みです。
絶対に、できないでほしい!


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文・写真=佐藤 玲

三宅信太郎さんの新作展が開催中!

着ぐるみでお馴染みのドローイング・パフォーマー
三宅信太郎さんの新作展「敦盛」がすごい!


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三宅信太郎 合戦図 明智光春、脇坂安元 2005 
紙に鉛筆、色鉛筆、アクリル絵の具 79.0x109.3cm
(c) 2005 Shintaro Miyake photo: Yoshitaka Uchida / nomadic studio


2002年のGEISAI #1と#2に連続出展し、惜しくも受賞は逃したものの、精力的なプレゼンが功を奏して小山登美夫ギャラリーの強力なバックアップを得た三宅信太郎さんは、いまや世界的に人気沸騰中のアーティストです。

大きな頭と笑顔が印象的な「スイートさん」なるキャラクターを誕生させ、それらが主人公となる物語風のイメージをドローイングや壁画、立体作品に表しています。とくに三宅さんの十八番は、自身が着ぐるみをつけたパフォーマンス。ときに絵筆をにぎって会場で描き、ときに他の出演者とともに寸劇を行います。テーマは現代の映画から古典まで古今東西に及び、つねに観客の笑いを誘う親しみやすさが魅力です。

そんな三宅さんの新作展「敦盛」は、戦国時代がテーマです。画廊の壁を全面木張りにした重厚な会場には、4メートルもの合戦絵巻ドローイングや絵画のほか、背丈2.5mを越える巨大な兜彫刻も置かれ、ダイナミックな演出が印象的です。
オープニングには、明智光秀に殺される織田信長のパフォーマンスも披露。トマト缶を使っての壮絶な流血シーンを経て、最後は「ケ・セラ・セラ」を会場中が一緒に歌いながら戦国の人の世に思いをはせるという圧倒的内容でした。

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オープニングでのパフォーマンスの様子。白装束の人が織田信長に扮する三宅さん

三宅信太郎個展「敦盛」
7月8日から23日まで、小山登美夫ギャラリーにて開催中。
小山登美夫ギャラリーHP
三宅信太郎HP

カイカイキキ・アーティスト、佐藤玲さんの新連載第1回!

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私は、詩を読むのが好きです。
私が読むのはわりと短い詩が多いのですが、その短さで、作者と何時間も話したのと同じくらいの意味が込められたりします。
かっこいい言葉の組み合わせをいつも探してます。
普通この言葉にこの表現はおかしいと思うものでも、詩にしてみるととてもイメージしやすかったり、その表現がぴったりだったりして、いつもの言葉がとたんに瑞々しくなります。
この世に無い言葉を使ってだって人に伝えることができます。

前に私の兄が詩の読み方がよく分からないと言っていました。
なぜかというと、自分が解釈したことと、作者が込めた意味があっているかわからないからだそうです。
私はいままでそんなこと考えたことありませんでした。
作者には悪いかもしれませんが、読む人によって解釈が無限に自由に変わっていくところも好きだからです。
なんだか絵に似ていると思います。
学校で延々勉強していたのはこの解釈についてですが、その時は今ほど詩を読むのを面白いと思っていなかったなぁ。

私は小学生の頃、教科書に落書きのないページはないというほどの落書き好きだったのですが、(作者の顔にヒゲやメガネはもちろん、教科書の内容を書き換えたりもしていた…)詩人の谷川俊太郎さんの顔にだけ落書きできなかったのを思い出しました。当時、なんだろうこの人…と直感で思っていたのです。今ではとても好きな詩人の一人なのです。

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文・写真=佐藤 玲

*佐藤玲さんは、2001年のGEISAI#1でカイカイキキにスカウトされ、同年、カルティエ現代美術財団の「Coloriage」展にてデビューを果たす。即興的、感覚的な色使いとタッチで不可思議な心象世界を描くペインティング、ドローイング作品を次々と発表中。写真は、日頃撮りためた日常の風景から。

「うんこ三太郎のドイツ武者修行」最終話!

パリ、ヴェネツィア~そしてドイツへ

今、僕はヴェネツィアでこの文章を書いている。ヴェネツィア・ビエンナーレを見にきた。その前には、パリにいた。パリのカルティエ現代美術財団で行われた20代の若手アーティストが中心にセレクトされた展覧会を見てきた。その展覧会には、GEISAIからも2人出品していた、他にも何人かの日本人アーティストが出していた。出品してもないのに、あんまり入れてもらえないはずのオープニング・パーティーに入れてもらった。
その後、僕はヴェネツィア・ビエンナーレを見た。カルティエ現代美術財団での展示もGEISAIに出品している多くの人とたいして変わらない年齢の人が展示しているけど、カルティエ現代美術財団での展示の延長線上にヴェネツィア・ビエンナーレとかがある、そんな空気を感じた(実際にヴェネツィア・ビエンナーレに参加している若い作家もいた)。選び抜かれた作品を展示しているからそれはそうだ。
GEISAIは、無審査ノールールだからそんな雰囲気全然なしだ。だからこそGEISAIの中からしか出てこないアートもあると思う。僕は、ヴェネツィア・ビエンナーレですごく好きな作品がいくつかあった。やっぱり、ある程度力のある作品ばかりだ。でも、GEISAIでも、本物かも知れないと思う作品にもたまに出会う。そしてGEISAIの中のそういう作品は、本物なだけじゃなくて、ここにしかないような面白さがあるように思う。だから、GEISAIというイベントは他のアート・イベントにはない可能性を秘めているんじゃないだろうか、という気がした。そういうイベントから出てきたアーティストが今、カルティエ現代美術財団に並んでいることに、なにか次の可能性を感じる。
僕は、パリで一つ作品をつくった。作品といっても、友達のためにつくったビデオ・レターのような映像だ。そういえば、うんこ三太郎で初めてつくった作品も友達に書いた手紙だった。正直なところ、僕はドイツでまだなんにもやっていない、でも早く自分も発表がしたいと思っている。来週ドイツに帰って、それからやることがいっぱいだ。(終)

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6月22日、パリのカルティエ現代美術財団「夢を見る」展オープニングに
はるばるドイツから訪れたうんこ三太郎さん
写真=森本美絵


文=うんこ三太郎(芸術道場グランプリ銅賞受賞)
*GEISAI#7でのメダリスト展の様子とプロフィールはこちら
うんこ三太郎HP

吉澤久美子さんのくまグッズが発売中!

贈り物にちょっと風変わりな縁起物を

GEISAI#7では、長瀬哲朗審査員特別賞をはじめ、CASA Brutus賞、B GALLERY賞とを複数同時受賞をした吉澤久美子さん。
受賞作品「LOOSE」は、熊の着ぐるみが床に横たわり、切り離された頭部をラジコンで動かせるという、インパクトあるものでした。(受賞作はこちら
その作品の延長に生まれた熊のグッズが、現在、六本木ヒルズのアート&デザインストアで販売されています。

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タイトルは「Prayer」。フェイクファーと綿でできており、中にがらがらが入っています。高さ14cm、幅は10cmです。
やはり、というべきか、熊の頭は切り離されています。
写真はディスプレイの様子で、実際の商品は身体の部分だけです。
そもそもなぜ、頭と身体が離れているのか、コンセプトを伺うと、以下のような言葉が返ってきました。
「離れた頭を追ってやってきたのに、結局見失ってしまった。
だから今は溢れ出す想いを胸に祈っています。」


作品を振ると、がらがらと音がしますが、これについては、
「人が祈りを捧げる時、自分の願いを聞いてもらうために、音を出して合図することで神様に気ついてもらおうとする手段(神社の鈴や、教会の鐘など)と重ねています。」
とのこと。
願いを叶えようとする純粋な思いのあらわれなのか、あるいは本心に素直になれない自分自身の比喩なのか。プレイヤーとはそれを手にする持ち主自身のこと? 身体から出ているカラフルな糸は人の思いを表しているの? コミュニケーションの可能性と不可能性について様々な想像をかきたてます。トリッキーな表現には通底する深い思いが隠されているようです。
ドキッとするようなビジュアルが鮮烈な吉澤さんの作品。身近に置いてじっくりと愛でるチャンスです!

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Prayer ベージュ、白、茶の三色 各2940円

★パッケージに入っているプレイヤーのはなし

僕は君を失った
もう見つけられないみたい
意味がないから
もう必要ないみたい
糸もないしね
放たれたから
だから君の事を祈るんだ
鳴らせ 僕の祈り
流れろ 僕の想い
わかるかい?


吉澤久美子さんのHP
六本木ヒルズ アートアンドデザインストア

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