GEISAI MAGAZINE

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GEISAI出身の人気アーティスト、加藤遼子さんが初個展開催!

ビター&スイート 
加藤遼子「水銀アイスキャンデー」展


 セーラー服にお団子頭、お尻に煙突をくっつけた女の子の絵で知られる加藤遼子さんから、初個展のお知らせをいただいたので、早速出かけてみました(紹介が会期に間に合わず恐縮です~)。場所は、昨年日本橋に新しくオープンしたGallery unsealです。

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ガラス越しに展示が見えるGallery unseal

 大通りから細い路地を入ったところにある画廊は、大きなガラス窓があって、通りからも中の様子がよく見えます。正面の壁に掛かった大作三点が、早くも目に飛び込んできました。キャンバス画の中・小品やドローイングも多数展示され、とにかく点数に多さに驚かされます。GEISAIでも出展されていたキューブ状の作品も数種類あって、加藤ファンには嬉しい充実ぶりです。

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GEISAIにも出された新作。構図も緻密で丁寧な絵づくりになった印象です。

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新しくボクシングのモチーフが登場!

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会場はぎっしりと作品で埋まっています。黒とパステルトーンの対比が印象的。

悪のなかで力強く生きる女の子

 展覧会のタイトルは「水銀アイスキャンデー」。スイートだけど毒毒しさもある彼女の作品の二面性をずばり言い当てた言葉だと思いました。一見かわいい絵の女の子たちは、蓮の上のユートピアにいることもあるし、ドロドロした廃液や工場地帯といったダークなイメージの中に描かれたりもします。本人が指摘する通り、無表情な同じ姿が繰り返されているのが不気味だったりもします。

「無愛想で、笑ってないですよね。特定のなにかではなく、女の子のことを描いています。水質汚染でもなんでも、私はなにかを救おうとか思っていなくて、いつも傍観者面をしてる。毒を喰うならそれでいいって。小さい頃から一種の破滅志向があって、死んだら無になるんだから、どうでもいいじゃんってつい思ってしまう。でも、悪にはいくらでもなれるのだから、やっぱりそうはならないように生きてかなきゃいけないですよね。人間社会のなかで、人と繋がって生きていくために、今、必死で絵を描いています。

GEISAIが転機になった!

 今春、東京工芸大学を卒業し、千葉の自宅で絵を描き続けている加藤さんは、GEISAIには2003年の#3以降、毎回出展してきました。その間、#4で受けたスカウト賞以外大きな受賞経験はありませんが、彼女の作品をGEISAIで見て気に入った画廊のオーナーから、今回の個展開催の話を直接いただいたそうです。最初に絵が売れたのもGEISAIでした。GEISAIで知り合った方々に個展のDMを送ったところ、予想以上の人が個展を訪れてくれたと嬉しそうです。

 加藤さんは、村上隆氏やカイカイキキ・アーティストたちの大ファンで、好きすぎて距離をおこうとした時期もあったそうですが、思い切ってGEISAIに参加したことで、自分自身のことも客観的に見られるようになり、制作にも集中できるようになったようです。
もっと会場で人としゃべりたい! GEISAIにはできるかぎり出展したいです。
そう語る彼女の顔が晴れ晴れしていて、とても印象的でした!

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会場で加藤遼子さんをパチリ。1982年千葉県生まれ。

★加藤遼子個展「水銀アイスキャンデー」
5月10日-28日@Gallery unseal
加藤遼子HP

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